信玄の日本列島改造論

文明は、河川(一級水系)の恩恵を受けて誕生・発展してきた。黄河揚子江/チグリス・ユーフラテス/インダス/エジプト ナイルと少るなくとも四大文明と河川の蜜月の関係を否定する学者はいないだろう。科学技術の発展に伴い、現代人はその根本的な事を忘れてしまっている。例えば「オール電化」がその一例である。日本人は古来「炭」によって暖房と加熱調理をまかなって来た。厨房の余熱で湯を沸かし鉄瓶を浄水器の代わりに使い、賢くも過度の乾燥を防ぐ加湿器のように使って来た。熱源である「炭」はクリーンエネルギーで尚かつ再生可能である。古来の日本の山の環境保全の一役を炭焼き小屋が担って来た。最近「炭」は、歯磨き粉まで実売されているしその遠赤外線効果は計り知れない。世界中で昼飯に炭焼き料理を楽しんで貰うだけでも大変な節約となる。勿論化石燃料の浪費による二酸化炭素の排出量も抑えられる。雇用も増える。「真木」でも水蒸気を原動力とした機関車・蒸気船・自動車 等を走らす事が出来る。暗くなれば寝るのが原則だった。

しかし化石燃料の大量消費・原子力発電等の再生不能なエネルギーによって古き良き時代が懐かしい思い出になってしまった。山奥の美しい佇まいの炭焼き・水車小屋も後を継ぐ者もなく朽ち果て廃墟と化した。若者は、都会的な暮らしに憧れ大都会のネズミと成り果て、過疎の村には一人暮らしの取り残された高齢者達! それでもより一層の「たかみ」を目指して良心を棄てる。一番大切な「もの」を貧困・無知の象徴と誤解しそれに気付いても周囲が後戻りさせない。そして山崩れ・高波・熱中症・床下浸水・河川の氾濫・原発事故・非正規雇用・ストレス・イジメ・ストーカー殺人・子殺し・DV・大地震と大津波・突風と竜巻・台風・テロ………奈良明高の日本列島改造論は、貴方と貴方の家族が本当に幸せになれる住まい・仕事・安全な社会を再創造し、しっかりとしたセーフティネットを構築します! とりあえず、非正規雇用制度を昔の良き日本的経営「終身雇用制度」に戻します!

遠隔地から外科手術までもが可能になった今日、情報伝達の飛躍的な発展と地球温暖化による食糧とエネルギー危機・大気汚染・水不足が、現代人にもう一度化石燃料を大量に消費する通勤や長距離移動の必要性に疑問点を投げかけている。現在日本の一級水系は、数にして(109)と認定されている。単純計算で、1億2千万人÷(109×2)=55万人が河川片側の平均人口となる。

1、水源地にダム(湖の保全・管理を含む)               と水力発電装置を併設し、飲料水と電         気を確保する。水車発電装置も活用し        た水田等が広がる。
 2、河川敷の上と中流域で治水・農業・採              石(建築材料の一部)を行う。自動運転                機能搭載のホバークラフト等の小型船              舶による人の移動と物流(物搬)を可能             にする。木炭・水素を燃料源 にするた        め、量産する。
3、河川敷の下流域で太陽光発電装置完備             の各種工場・緊急用ヘリポート・畜産                等を行う。
4、最下流に浄水処理場・港・造船場
      大使館等を建造する。風・波・太陽光               発電装置を多用する。
5、河口には、巨大な防波堤が設けられそ             の高台に首都機能が分散されて交互に         その役割を果たしている。もし、自然        災害で利根川河口首都機能が麻痺し        ても、四万十川河口が首都の役割を            果たせるようになっている。    
       河口付近の海上には、メガフロートが        設置されその上にハブ空港の機能と規        模を持つ世界有数の滑走路と大津波            に耐える格納庫(航空機、輸送用 貨物           船、魚船、石油タンカー等の保管と             修理を 行うドック)が配置されてい             る。只、管制塔・受付カウンター・             荷物受け渡し場所等は、内陸部の高             台最先端部 に陣取り、受付を済ませ           た乗客はホバークラフトで待合い・             指定された乗りもの まで移動する。          そしてこの港は住宅街から離れている        為、より安全性が高く騒音の少ない設        計が評価されてる。こうして日本は、       メガフロートの近くの内陸部高台に江        戸時代の出島に類似した各国の大使            館・領事館・展示場(見本市等のイベ          ント)・米国の軍事関連設・日本の海          上保安庁他治安維持施設・保税倉庫・       漁港・ 税関・外務省…等を分散して建         設し、住宅街を災害から守る事が出来       る。 又、養殖業(マグロ・ワカメ等)も          大規模化して盛んに行われている。

     メガフロートからの内陸部への出入り              は、水陸両用のホバークラフト(人口知            能載・水素駆動)で、勿論メガフロート       上の移動にも普通の自動運転車の代用       して使用するのが経済的である。ホバ          ー クラフトの技術的な問題点は、騒           音・燃費・振動・運行路面の改善・消       耗品の耐久性の向上等にある。内陸部        の防波堤の他に、大津波の川の遡り           を防ぐ「波返し」であるが、鮭・うな       ぎの遡上を妨げない工夫が必要とな             る。

一級水系から離れた高台に、住居(健康と失業対策として人力発電装置付き)・公共施設を森林公園と化した安全性の高い場所に確保し、上下水道電気・光ファイバーケーブル等の情報伝達網が整っている。荷車を活用した人力運搬を基本とし、やむを得ない場合のみAIを搭載したAutonomouse自動運転車(主にトラック)を使用する。尚、歩行困難者は、電動車椅子・人力車を利用する。勿論、道路網も整備し、人口知能を搭載した自動運転車(水素エネルギー駆動)が安全性を高めてくれるが職住隣接が主流のため、健康のため散歩がわりに徒歩通勤の市民が多く、子供でも安心して歩道通学している。

一般市民は、寒さに備え防風林に守られた各一級水系の中流域片側に建設されたエコタウン(太陽光・人力発電)・最新低公害ガスタービン)に住み、移動手段はその距離と緊急さによって異なるが大きなスーツケースを2個も抱えた帰国子女が国際空港から海〜河口の水路を辿う自動運転機能搭載のAIホバークラフト(水素駆動で旧乗り合いバスの代用)に乗り、綺麗に開墾された田園を横断し自宅付近(中流域)にある共有駐車場に止めておいた小型水素自動車に乗り変え人工知能に運転を任せ自宅の部屋(戸建3F)まで無事にたどり着く、約1時間の風光明媚で快適な船旅と自動運転車の旅を楽しんでいる。同じ境遇の男子は、空港から乗り捨てレンタルの水上バイク(人工知能搭載の単車)でほぼ同様の経路をたどり川沿いに設けられた共有駐車場迄自ら水上バイクの運転を楽しんだが、さすがに疲れたらしくそこから自己所有物である自動運転技術搭載の水素自動車(一般的には、乗り捨て可能なレンタル)に乗り変えると自宅(マンション)迄仮眠を取った。航空機が消費する膨大な石油に比べて、このホバークラフト水上バイク・水素自動車の旅は、大気をほとんど汚さない最小限のエネルギー消費のものとなるよう又、振動と騒音対策に改良が重ねられた結果として人工知能が安全性と速さを獲得した。この省エネ技術こそが、生活困難者や高齢者介護等の補助金が増やし、福祉とセーフティネットの充実に繋がる政策を支えている!。尚、一週間程度の海外出張ならば、軽自動車程度の予算で購入した水素駆動のホバークラフト(水陸両用)を国際空港の格納式パーキングエリアに停泊させておいても、3500円程度の週間割引料金で、疲れていてもAIが無事に自宅の車庫まで送り届けてくれる。勿論、個人の通勤に人口知能が搭載された自動運転機能付き水素自動車で既存の高速道路・県道を併用している市民もいる。ホバークラフトの主用途は、大型トラック輸送の代用であり海上保安と海難救助(河川を含む)を目的としている。只、そのスビーディでスポーティーな爽快感から、若者に大人気となるだろう!  

テレビ局 等のマスコミ報道機関のすべての施設が個別に世界発信出来る能力(独自に衛星保有/youtube等のインターネット配信)を持ち、森林公園住宅と政府機関の中間に位置してより迅速な対応が可能である。又、上流に設立された美術館・博物館にも過去に放映された番組のすべてが映像資料館として併設されて閲覧可能となっている。

勿論、小生は、リニア新幹線・従来の電車を化石燃料意外のエネルギー源(真木や水蒸気)で走らせる事に異論を唱えてはいない。むしろ防空壕の機能を持たせるように地下を深くを掘り、何処からでも乗降可能(駅無し)で、二酸化炭素の排出量を抑え(機械的にCO2を回収する?)、クリーンエネルギーを使用して、24時間「人と荷物」を運ぶ、低・中・高速(例:JR中央線の特快)の乗り変えが便利な、リニア新幹線のように速い、車輌幅が広く車椅子移動も出来るバリアフリー設計の……「移動手段」があれば良いと思っているが………!